イッセー尾形のパフォーマンスを観ました。
会場は山形市にある遊学館ホール。
開演は16時。
チケットはソールドアウトということで会場は老若男女で満員です。
客電が落ちて会場が真っ暗になりいよいよ開演です。
ステージのライトが点いたときに現れたのは派手なムームーを着たおばちゃん姿のイッセイ尾形。
以下、本日のパフォーマンスはだいたい次のとおり。
- 広島の海沿いの田舎町に住むであろう? カルチャーセンターでハワイアンを習っている、年の頃なら60才過ぎぐらいのご婦人のフラダンス練習光景。
- 京都の駐車場でおじさんのキャデラックに車をぶつけた軽ーいノリの青年の話。
- 幼稚園児との娘と一緒の中年ヤモメと動物園でデートを楽しむ30代? の女性の話。
- 映画を見ている途中で泣いているところを若者カップルに笑われた、愛人と一緒の初老のおじさん。
- しょっちゅう話が昭和の話題に脱線する立ったまま話をする間の悪い落語家。
- 食事時に同じ社宅の後輩の家庭にあがりこんで居座るサラリーマン。
- 幻の魚の漁をした? ときの自慢話をする秋田? のジイ様
- 日比谷公園でバンジョーの弾き語りライブをやっている音大の? 女子大生
以上、デティールには? がつきますが概ねこんな設定ではないかと…?
テレビでは見たことがありますがナマで観たのは初めてです。
2時間ほどのステージでしたが会場は終始笑いに包まれていました。
観る側と演じる側が一緒に同じ「場」を作ることができたよいライブだったと思います。
ちなみにネタの切り替えの時の着替えや化粧なども舞台の上でしっかり観せるんですね。
舞台の端のほうに替えの衣装がハンガーに掛かかり、替えのかつらやこまごまとした小道具が鏡やタオル、ミネラルウォーターと一緒に準備されています。
パンツ1枚になって着替えをしている姿には、ちょっと驚きました。
また、最後のネタではバンジョーで弾き語りのシーンがあるのですが、ちゃんとバンジョーを弾いて唄を歌っていたのにも彼の違った一面が見れたような気がします。
彼が演じる人物は「こういう人物、いるいる」というような日常の市井の人物たちばかりです。…が、なかなかこういう人物はいないような感じもします。そのビミョウに一般人からはみ出た紙一重のところが面白い。
帰りにイッセー尾形グッズを売るコーナーがあって、カンバッチ300円を購入しました。
そのときに商品を入れてくれた袋が凝っていました。
英字新聞にハートの布切れが表裏二箇所ずつ張ってあります。
手づくり感いっぱいのこういうのも「なかなかよいなぁ」と思いました。