注連寺とアマゾン民族館
注連寺のお地蔵さま
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冬用のタイヤに替える前に、ドライブを楽しもうと思って112号線で軽く庄内まで走ってきました。
出かけた時は、日差しがあったのですが途中からはあいにくの雨。

特に目的はなかったので朝日村の注連寺と鶴岡の出羽庄内国際村のアマゾン民族館に寄ってみました。

湯殿山 注連寺

雨まじりの月山道:注連寺とアマゾン民族館
雨まじりの月山道
湯殿山 注連寺:注連寺とアマゾン民族館
湯殿山 注連寺
冬支度も終わったのでしょうか?:注連寺とアマゾン民族館
冬支度も終わったのでしょうか?

朝日村の注連寺は既に四、五回は来ていますが訪れるのは数年ぶりです。
正式名称は湯殿山注連寺。
天長2年(825)弘法大師空海の開基とあります。
このお寺は鉄門海上人という即身仏(いわゆるミイラですね)があることで有名ですが、作家の森敦が『月山』という小説の舞台にしたお寺としても知られています。

お地蔵様も冬支度:注連寺とアマゾン民族館
お地蔵様も冬支度
注連寺のお地蔵さま:注連寺とアマゾン民族館
注連寺のお地蔵さま
森敦の文学碑:注連寺とアマゾン民族館
森敦の文学碑

森敦はこの小説で、1974年に第70回芥川賞を受賞しました。
若者が雪に閉ざされた月山のふところのにあるお寺で村人たちと土着的ともいえる交流をもちながら一冬を送るという物語です。
高校生のときに初めて読んだのですが、とても鮮烈でした。
この小説はこれまで自分が読んだ小説の中ではいまだに十指の中に入っています。

『千の風になって』を作曲した荒井満は当時、この小説を読んで、とても感銘を受け小説の冒頭に曲をつけた『月山』という組曲をかきました。

アマゾン自然館

アマゾン自然館の展示:注連寺とアマゾン民族館
アマゾン自然館の展示

出羽庄内国際村のアマゾン民族館も訪れるのも数年ぶりです。
雨が激しく降っているせいもあるためか見学している人は一人もいません。
館内はアマゾンの生活雑貨や衣裳などの民俗資料がきれいにディスプレイされています。
十数年前に訪れたときには、たまたま館長の奥様が案内してくださって「まるで、レヴィ・ストロースの世界ですねぇ・・・」なんていう話をしたら、展示品だけでなく倉庫にしまっていた館蔵品まで拝見させていただきました。
山形の内陸地方に住んでいる人は、存在すら知らない人も多いですが民俗学に興味のある人にはオススメのスポットです。

切り山椒

鶴岡の冬の風物詩:注連寺とアマゾン民族館
鶴岡の冬の風物詩

お土産に買いました。
庄内の年の瀬の味「切り山椒」です。
はじめて食べてみました。
売っていたところには黒と白と書いてあってなんのことかわかりませんでしたが、各々、黒砂糖と白砂糖で作った種類があるということなんですね。
ユベシやウイロウを細くしたような感じで素朴な味のお菓子です。

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