月山に登る 2014年-姥沢コース-
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今日は月山登山の日。
同行するのは山形市内の友人2名。
1名は全くの初心者。
月山は標高1,984メートル。
出羽三山の一つとして羽黒山、湯殿山と並び修験者の山岳信仰の山として知られる。
実のところ中学生の時に、月山は今日、登るコースと同じ姥沢コースで一度登っている。
地域にもよるようだが山形県では月山に登るという学校は多いようだ。
つまり今日、登る姥沢コースは登山の初心者にはうってつけのコースだということである。

今朝の天候は曇り。
午前6時に起きて準備をし一緒に同行する友人二人が山形市内から来るのを待つ。
7時を少し回った頃に二人が到着。
自宅を出発し国道112号線で月山を目指す。
途中、コンビニで昼食を購入。
寒河江ダムを越えた辺りで弓張平方向へ右折。
志津温泉を越えると霧がかかって小雨模様、姥沢の駐車場には8時半前には到着。
連休の中日ということもあり、登山客の車で駐車場は7割がた埋まっている。
車の脇で、これから登ろうと準備をしている人たちも多い。
雨は降っていないが、いつ降ってもおかしくないような空模様。
この辺りの標高はだいたい1160メートル。
さすがに、少し肌寒い。

登山靴に履き替えて、早速、リフト乗り場を目指す。
途中で、月山環境美化協力金として200円を支払う。
ご時世だろうが、これは仕方のないところ。
駐車場からリフト乗り場まで10分弱ほどの登りだが、登山初心者の友人1名はすでに息切れしている様子。
リフト乗り場で往復券のチケットを1,030円で購入。
雲行きが怪しいのでリフト乗り場でレインウェアの上着だけ羽織る。
リフトに乗っている時間は15分ほど。
途中で、通り雨のような粒の大きい雨が降り出す。
トレッキングパンツは撥水加工がしてあるが、それでも中に浸み込みだす。
リフトを降りたところの姥ヶ岳休憩所ではレインウェアに着替える人たちでイッパイ。
我々もレインウエアのパンツを穿き、いざ出発。
時間は9時半、標高は1500メートル。
牛首と言われるところまでは、さほど高低差もなく登山道は木道があったり、大きな石が敷き詰めてあったりと、かなり良く整備されている。
歩いて20分ほどもすると雲もだいぶ薄くなってきたので、休憩でレインウェアを着替える。
1,668メートルの牛首の分岐には10時42分に到着。

ここからは道も狭く、岩がゴロゴロした急な登りになる。
登山客がかなり多く、ところどころで渋滞。
単独行のお年寄りや家族で来ている幼稚園や小学校低学年の子供たちもずいぶん見かけた。
「こんにちは!」と幼稚園ぐらいの年の子供たちは元気にあいさつしてすれ違う。
他にも宿坊に泊まって月山神社に参拝されたのであろう白装束恰好を人に先導された20人近い団体さんなどもいた。
この中には地下足袋の人も多く見受けられた。
初心者の友人は数分登っては、数分休むというペース。
おかげで、自分ともう一人の友人は、ものすごく楽に登ることができた。

頂上近くのがれ場を過ぎると延命地蔵尊と鍛冶稲荷神社が並んで見えてくる。
真新しい延命地蔵尊は今年の7月に建てられたものらしい。
奉納された方の名前には福島県相馬市とある。
震災があっただけに、何やら感ずるものがある。
鍛冶稲荷神社のことはよくわからないが、戦国時代の以前には月山麓に刀鍛冶の刀工集団がいたといわれているので、その関係だろうか?
頂上に到着してすぐに見えるのは芭蕉の句碑。
「雲の峯幾つ崩て月の山」とある。
頂上着は12時10分過ぎ。
ガスっているが風があるので時おり、視界が良くなる。
それでも、100メートルより先の視界は真っ白のままだ。
頂上のトイレは山頂小屋の奥にありバイオトイレでトイレ維持管理協力金100円。

月山神社の手前にある湿原の傍で昼食休憩。
周辺は、我々同様に昼食をとる登山者で混雑している。
コンビニで買ったオニギリと稲荷ずしで簡単に済ませる。
天気は相変わらず霧でしっとりしていて、じっとしていると寒いぐらいの気温だ。
30分ほど休んで月山神社に参拝。
石造りの門を抜けるとすぐのところにある、お祓い所にてお祓い料500円を納めると「登拝認定証」、「月山神社御祓守」、「ひとがた」を手渡される。
中には一万円札数枚を寄進されたオバサマがいてビックリ! 
数人まとまったところで若い神職からお祓いをしてもらった後、ひとがたで全身の撫で清め、そばにある水を張った水盤のようなところに浮かべる。
そのあと本殿へお参り。
ただし、今年は20年に一度の遷宮で建て替えの最中ということで本殿の前に造られた仮りの社殿にお参り。

時間は13時23分。
さて、と言って登ってきた道を帰ります。
下る途中、フランス語で会話をしている30代の白人男性と日本人女性のカップルとすれ違う。
それ自体は別段よいのだが、男性の恰好が街の洒落たレストランへ行くようなベージュのウールのジャケットにトラウザース。
ジャケットの下はシャツ一枚。
思わず、友人の一人と顔を見合わせる。
「凄いね!」と友人。
「すごいですねぇ…」と私。
月山は初心者でも登りやすい山として知られているが、いくらなんでもそんなかっこうで来る山ではない。
ま、余計なお世話かもしれないが…。
下りということもあり初心者の友人も足取りが軽い。

牛首の分岐に到着したのが14時8分。
ここからは来た道と違い姥ヶ岳の頂上へ向かう。
途中、雲がきれはじめ青空が顔を見せ始める。
遠く南を眺めると寒河江ダムのダム湖があり、その奥には寒河江川の上流と大井沢の集落が見える。
目を東に向けると山形市まで見通すことができる。
道は広く石畳のように岩が敷いてあり歩きやすい。
姥ヶ岳の頂上へは14時50分に到着。
頂上付近は木道が整備され南側や東側の斜面にはニッコウキスゲやなどの高山植物もチラチラと咲いている。
やはり山は天気のよい時に来るものだ。
リフト乗り場には15時20分に到着。
あとはリフトに乗って下るだけだ。
前半は天気が悪くてどうなることかと思ったが後半に挽回してくれてよかった。
初心者の友人のおかけで、これまでの登山の中では最も楽な登山だったが、こういう、のんびりとした山登りもいいものだと再確認。

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