大石田町黒滝にある向川寺
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出発

真下慶治記念美術館:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

真下慶治記念美術館

今年も村山市大淀にある「真下慶治記念美術館」主催の現地研修「最上川流域の自然と文化」に参加しました。
今回の研修は講師に鶴岡市にある自然学習交流館「ほとりあ」の館長、植松芳平氏を迎えて庄内方面へ向かいます。

朝7時半に家を出て、美術館に到着したのは8時15分ぐらい。
周辺は真っ白な靄が覆っていて秋の深まりを感じさせます。
今年の参加者は二十名弱の老若男女。
小型のバスは8時半を少し回った頃に参加者を乗せ出発。

向川寺

向川寺の大イチョウ:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

向川寺の大イチョウ

向川寺の桂:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

向川寺の桂

向川寺境内の石仏:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

向川寺境内の石仏

向川寺の仏舎利塔:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

向川寺の仏舎利塔

最初の目的地北村山郡大石田町黒滝にある古刹「向川寺」に向かいます。
向川寺での見所は大イチョウと桂の巨木。
山門を入ってすぐのところにある大イチョウは樹齢600年だそうです。
太くてくねくねと地面にうねった根の張り具合にイチョウの生命力のたくましさとお寺の歴史を感じさせます。
山門の階段を登るとお寺の本堂がありますが、現在は無住寺院(住職がいない寺)となっているとかで、 ひっそりとしています。
本堂の近くには桂の巨木がハラハラと黄色くなった葉を落としています。
桂の落葉はなんでも醤油の香りがするそうです(確かに醤油の香りだ)。
白い仏舎利塔の中では住職(他のお寺からやってくるらしい)の話を伺うことができました。
仏舎利塔の中には納骨壇があって宗派を問わず受け入れているということのようです。
初めて来たところですが静かな趣があって、また来てみようかなと思った次第です。

西ノ前遺跡

西ノ前遺跡:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

西ノ前遺跡

次に向かうのは舟形町の西ノ前遺跡。
ここは「縄文のヴィーナス」といわれる土偶が発掘された場所で、すぐ脇には尾花沢、新庄間の高速道路が南北に走っています。
「縄文のヴィーナス」は日本最大級の土偶で高さ45センチ、約4,500年前の縄文時代中期に製作されたものとされ国宝にも指定されました。
見つかったときはばらばらになっていたそうです。
山形県立博物館で本物を、千葉の国立歴史民俗博物館ではレプリカを見たことがあります。
縄文時代という大昔に、思いをはせつつ次の目的地へ向かいます。

清水城跡

大蔵村の清水城跡:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

大蔵村の清水城跡

清水城跡から見た最上川:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

清水城跡から見た最上川

最上郡大蔵村の「清水城跡」は最上川を見下ろす岸の小高い岡の上にあった平山城です。
清水城は室町時代に山形の最上氏の開祖、斯波兼頼のひ孫にあたる人物が築城。
最上氏の北方の拠点だったそうです。
掘割らしき遺構もあって、確かに昔ここがお城だったことが実感されます。
こんな場所があるとは知りませんでした。
最上川を見下ろす本丸跡からのパノラマは絶景です。

眺海の森・さんさん

眺海の森さんさん:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

眺海の森さんさん

眺海の森さんさんから見た最上川:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

眺海の森さんさんから見た最上川

眺海の森さんさんから見た鳥海山:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

眺海の森さんさんから見た鳥海山

次の行き先は、酒田市にある「眺海の森・さんさん」という旧松山町の温泉もある公共の宿泊施設。
ここはスキー場もある小高い山の頂上にある施設で鳥海山や庄内平野を流れる最上川が一望できます。
真下画伯が描いた庄内平野を流れる最上川を見下ろした印象的な絵があります。
霞のせいで遠方はスッキリとは見えませんが庄内平野がきれいです。
鳥海山の雄大な姿も間近に見えます。
「眺海の森・さんさん」で昼食のあとは、バスで下って5分ほどの麓にある松山文化伝承館の「真下慶治記念室」と企画展示の「100年前の松山展 」を見学。

松山文化伝承館

松山文化伝承館:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

松山文化伝承館

「真下慶治記念室」では「国内風景展」を開催中で、真下画伯が国内各地の風景を描いた小品が多く展示されています。
日本各地、いろんな場所の絵があり「きっと、絵を描きながらの旅というのは、ゆったりとした時間が流れるような旅だったのだろうな」とうらやましくも思った次第です。
企画展示の「100年前の松山展 」は100年前の旧松山町の人々が使った道具や、文書が展示されています。
面白かったのは100年前の山形新聞の展示です。
今も残っている老舗の広告や週刊誌的なアプローチの記事は面白かった。

日和山公園

日和山公園:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

日和山公園

旧割烹「小幡」:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

旧割烹「小幡」

次の目的地は酒田市の日和山公園。
小高い丘の上にある公園からは、酒田港が一望。
すぐ側には映画「おくりびと」のロケ地となった旧割烹「小幡」もあります。

大山上池・下池

大山上池・下池:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

大山上池・下池

ラムサール条約に登録された:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

ラムサール条約に登録された

駐車場からほとりあまでは少し歩く:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

駐車場からほとりあまでは少し歩く

さらっと景色と観た後は最後の訪問地、鶴岡市大山にある「鶴岡市自然学習館ほとりあ」へ向かいます。
「鶴岡市自然学習館ほとりあ」はラムサール条約に登録された大山上池・下池などの豊かな自然を活用し、市民が自然にふれあい、学習するための施設です。
ラムサール条約は、湿地の保存に関する国際条約で水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で制定されました。
「ここの施設や自然は虫や水鳥の視点で維持、管理していかなければならない」という館長の決意が印象的でした。
本日の講師を務めていただいた植松館長とはここで別れ、あとは鶴岡インターチェンジから山形自動車道に乗り美術館への帰路に着くのみです。

帰路

今日は十三夜:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

今日は十三夜

月山湖PA:「真下慶治記念美術館」主催の最上川研修 – 2012

月山湖PA

月がきれいです。
館長のお話では今日は十三夜だとか。
ちょうど、月山、葉山を一周したような具合です。
随分、駆け足のような感じのところもありましたが、初めて訪れたところもあり「そのうち、のんびりと行ってみようかなと」思わせるような研修ツアーでした。

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