仙台市博物館
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JR仙山線で仙台へ

仙台市博物館で「インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年-」を観ました。
午前中、うだうだとしていてふっと思いつき仙台市博物館で開催している「インカ帝国展」に行ってみることにしました。
この企画展の終了日は明日なので、きっと駐車場もイッパイだろうと思い、久しぶりにJR仙山線に乗って仙台まで行ってみることに…。
いろいろ調べているうちに、今日は仙台で定禅寺ストリートジャズフェスティバルがあることに気づき、ビールも飲まないといけないので尚更、JRで行くことに決定。
そんな訳で自宅を出たのが10時半ぐらい。
山形駅では往復で運賃が2,000円はかかるだろうなと思っていたところ、1,500円で2枚つづりの回数券「W(ダブル)キップ」をあるのを見つけラッキーといった気分。

仙台に到着したのは1時ごろ。
早速、駅のレストラン街で牛タン定食を補給し博物館へ向かいます。
途中、駅のコンコースや街角では定禅寺ストリートジャズフェスティバルに参加したミュージシャンの演奏している姿がチラホラ。
暑いのでバスで行こうかとも迷ったのですが街並みを見ながら散歩も悪くないなと思いおよそ20分ほど歩いて仙台市博物館へ到着。

マチュピチュの文明

仙台市博物館「インカ帝国展」と定禅寺ジャズフェスティバル

仙台市博物館「インカ帝国展」

博物館の入り口のところにはチケットを求めようとする人たちが列を作って並んでいます。
予想通り、混んでます。
展示室前では、最初の展示室ではなく次の展示室から観てくださいと係りの人に案内される。

インカ帝国というのは、南米のチリ付近で1438年から、およそ100年ほど続いた国家で有名な遺跡にマチュピチュがあります。
1438年というのは日本では室町時代にあたります。
メキシコから南米へかけての文明が興味深いのは日本ならすでに仏教なども入ってきていて他の地域の文明から少なからず影響をうけていましたが、そうしたほかの地域の文明からは隔絶された独自の文明が発展したということでしょうか。
インカの文明では文字と鉄器と車輪がなかったといいます。

マチュピチュの模型:仙台市博物館「インカ帝国展」と定禅寺ジャズフェスティバル

マチュピチュの模型

展示されていたのは土器や衣類や祭事で使う道具、棍棒などの武器、金の合金製のアクセサリー(純金ではない)など、etc
その中にあった「キープ」といわれる何本もの結び目のあるひもをつないだモノは文字の代わりとして、ひもの長さや結び目の数や位置に意味を持たせて使ったもののようだが、これで情報を伝達すると言うのはなかなか大変に思える。
また「チュニック」といわれる貫頭着は一枚の長方形の布の中央部に頭が入るぐらいの切れ込みが横に入っただけの超シンプルなものだけど、幾何学の文様が入っていて意外と今でも通用するんじゃないかと思ったりもしました。
中には頭の骨の一部が切り取られた外科手術の痕跡を残す頭蓋骨なども展示されています。
ちゃんと麻酔とかやったのだろうか・・・?

最後の展示室ではマチュピチュを上空から俯瞰した3Dの映像などを大スクリーンに映し出した3Dスカイビューシアター。
これは最近、映画館でよくある3Dグラスをかけて観る映画のようなものですが、映像に迫力があり実際に現場にいるような気分にさせるバーチャルな感じがありました。
15分ほどの映像で、迫力のある映像を見せることに主眼を置いたもので、少々、内容に乏しい感じはありましたが、遊園地のアトラクション気分を味わうには十分です。

ガラパゴス化も悪くない

結局、インカ帝国はスペインに征服されて滅んでしまうわけですが文明とは何かということを強く感じさせます。
文化とは非能率的かつ不便かつ不条理で世界中の誰もが受容できるものではありませんが、文明は効率的かつ便利で世界中の誰もが受容できるものといったようなことを昔、司馬遼太郎は書いていました。
これだけネットや通信が発展すれば世界はより平均化・平準化へ向かうのは間違いのないところだろうけど多様な文化がなければ、おそらく文明は停滞してしまうでしょう。
何事もグローバル化といわれて久しくなりますが、全世界の人が同じ基準、同じ価値観でしか物事を見れなくなってしまった世界というのは随分、恐ろしい気がします。
といったことを思えば、日本の携帯電話の発展にみるようにガラパゴス化するのも意外と悪くないのかもしれません。(とはいいながらもガラパゴス化した結果、インカ文明は滅んだわけですが…)
もしも人類が今後、飛躍的に文明と言うものを発展させるならば、それこそ宇宙のどこかにあるであろう異文明との交流しかないのかもしれない、などと思ったりもするわけです。
ちょうど、横須賀沖に黒船がやってきて、そこから日本の文明が目覚しく開化(良し悪しは別として)したように。

一転して定禅寺ストリートジャズフェスティバル

沖縄からきたバンド:仙台市博物館「インカ帝国展」と定禅寺ジャズフェスティバル

沖縄からきたバンド

帰りには仙台駅のコンコースでやっていた定禅寺ストリートジャズフェスティバルに参加したミュージシャンを数組、見学。
もはや、このイベントの名前からジャズという部分を音楽という単語に変えてもよいのかもしれません。
そのぐらい、ジャズだけでなくいろんなジャンルのミュージシャンが参加しています。
実際、自分が街中で見たバンドでジャズをやっているグループは一つも見かけなかった。
上手いバンドもあるし、そうでないのもあります。
中には沖縄から自腹で参加したというバンドもありました。
来年は時間をとって真面目に観てみようと思ったりした次第です。
こういう文化はどこでもできると言うわけでもないし大事にしてもらいたいものです。

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