山形美術館で「四大浮世絵師展」を観る
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山形美術館で「写楽・歌麿・北斎・広重 四大浮世絵師展」を観る。
最終日なので混雑を避けようと思い午前中のわりと早い時間に行ったがいつもの駐車場はすでに満車。
結局、係員から臨時駐車場に誘導される。
展示室も見学者が列をなしていて、とても自分のペースで観ることができる状況ではない。
列の隙間を見つけては、その場所にある作品を覗き込む。
作品は写楽、歌麿、北斎、広重の順に展示されている。

ポストカードを買ってしまった:山形美術館で「四大浮世絵師展」を観る

ポストカードを買ってしまった

東洲斎写楽の役者絵は、大胆なデフォルメでユニーク。
記録より記憶に残るような感じ。
そういう意味では浮世絵界の長島茂雄なのかもしれない。
他の3人の作品に比べ状態のよくない作品が多かったようにも思える。

喜多川歌麿は美人画が多い。
この人の絵をちゃんと観たのは初めてだが意外とモダンな感じがする。
彼の描く女性は現代人の目から見ても美人だと思う。

葛飾北斎は、絵を描くことが本当に好きだったのだと思わせる。
冨嶽三十六景などでみることができる構図のセンスは現代のデザイナーとそれほど変わらない感じがする。
浮世絵以外にも北斎漫画や肉筆画などもあり、彼の多才さを伺うことができる。
彼の作品にあった青富士という作品は、代表作の赤富士を青の版で摺りなおしたものでとても珍しい作品だとか。

歌川広重は色彩が鮮やか。
とりわけヒロシゲブルーと言われるだけあって藍色のグラデーションが素晴らしい。
広重は安藤家という武士の家系に生まれたため安藤広重という人もいるが、浮世絵師としては歌川派の絵師だったので歌川広重というのが正しいとされる。
こちらも北斎同様、構図が大胆だが広重はかなり北斎を意識していたらしい。

こうしてみると浮世絵というのは江戸時代におけるグラビアなのですね。
江戸の庶民は、こうしたものを見て旅行した気分に浸ったり役者を身近に感じたりしていたのだと思うと現代人とさほど変わらないメンタリティーをもっていたのだとうかがい知ることができる。

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