青森市の「棟方志功記念館」を観る
棟方志功記念館
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青森市のランドマーク「アスパム」で小一時間ほどブラブラし「棟方志功記念館」へ向かう。
アスパムからはクルマで10分ほど。
場所はNHK青森放送局のすぐ隣に目立たないように建っている。
時間は1時30分をまわっている。
500円の入館料を払い中に入る。

さほど、混雑している様子はない。
思ったよりこじんまりしている。

棟方志功記念館の門:青森市の「棟方志功記念館」を観る
棟方志功記念館の門
棟方志功記念館の入り口:青森市の「棟方志功記念館」を観る
棟方志功記念館の入り口
庭園(お尻がこっちを向いてしまった…):青森市の「棟方志功記念館」を観る
庭園(お尻がこっちを向いてしまった…)

展示室は広い部屋と狭い部屋の二つ。
広い展示室にしても小さいという印象を受ける。
この展示室の広さは「あまり数多くの作品を展示して、観覧する人々が疲れたり、作品の印象が薄くなったりするよりは、やや少なめの作品数でも一点一点をじっくり見て欲しい」という志功の考えで決まったのだという。
一方の壁面には彼の代表作である「二菩薩釈迦十大弟子」が展示してある。
志功らしい勢いのあるダイナミックな線で菩薩とお釈迦様の弟子が各々、個性的に創作されている。
板画のほかにも倭画と志功が名づけた肉筆による日本画や彼が使った彫刻刀や油彩のパレット、書、陶芸などが展示されていた。

昔、NHK教育テレビの番組で彼が版画を彫る姿を観たことがある。
志功は大変な近眼(ほとんど右目しか見えなかった)のために、板に額をするつけるようにして軍艦マーチを口ずさみながら彫刻刀でガシガシと壮絶に彫りまくった。
板に下絵を描くときも、イッキに爆発したかのごとく描いてしまう。
その迷いの無さといったら…。
…絶句という感じだった。

その展示数から、やや物足りなさを感じつつ記念館を後にし帰路に就く。

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