寺山修司の映画を思い出す
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三沢市にある航空科学館を出たのが昼の12時を回った頃。
下北半島を北上し恐山に向かう。
三沢市からむつ市を越えて恐山まではおよそ100キロほど。
下北半島の太平洋側を通る国道338号線から六ヶ所村を越え陸奥湾側を通る国道279号線へと抜ける。
六ヶ所村は核燃料の再処理工場があるので有名だが、その風景に見えるのはたくさんの風力発電の風車である。
国道279号線に抜けると下北半島に向かう車が列をなして続いている。
その多くが県外ナンバーでキャンピングカーも珍しくない。
途中、横浜町の道の駅に寄って昼食にしようとしたがあまりの混雑であきらめる。
結局、昼食はコンビニのサンドイッチになってしまった。

むつ市を抜け恐山に近くなると雨がパラパラと降り出した。
上り下りの激しいうねうねと続く山道の傍らには所どころにお地蔵様が奉られてある。
さすがに日本を代表するスピリチュアルスポットである。
いよいよ宇曽利湖(うそりこ)という恐山に接する湖が見えてくると突然、硫黄の臭いが鼻をつく。
到着したのは3時に指しかかろうかという頃。
駐車場に入れば観光バスや県外ナンバーのクルマでいっぱいである。

開山は貞観4年(862年)。
開祖は天台宗を開いた最澄の弟子である慈覚大師円仁とある。
よくも、まぁ、こんな荒涼とした土地にお寺さんをつくったものである。
総門の手前で拝観料500円を払い中に入る。
途中の山門をくぐり本殿へ向かう途中、境内の左右には男湯と女湯に分かれ温泉がある。

地蔵殿の本尊をお参りした後、地獄巡りへと向かう。
雨と風の勢いが激しくなり傘を差していてもカメラやジーパンが濡れはじめる。
いろんな地獄があるものである。
無間地獄や重罪地獄、賭博地獄のほかにも三途の川や賽の河原。
地獄を巡る参拝順路の途中には名前の書いてある家の表札や幼くして亡くなったのでろう子どもを供養する15センチぐらいの小さなお地蔵様が奉ってある。
寺山修司の映画『田園に死す』を思い出すが、よくこんなところで映画を撮ったのもだ…。

雨脚がいっそう激しくなり全部をじっくり観るのは厳しいと思い駆け足で一巡りする。
途中、まむし注意の看板もありました。
15時30分、恐山を立って本州最北端に向かう。

恐山へのアクセス

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