宮城県美術館でパウル・クレー展を観る。
フェルナンド・ボテロ「馬に乗る男」(1985)
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宮城県美術館パウル・クレー展を観る。
パウル・クレーは19世紀後半から20世紀初頭に活躍したスイスの画家。
ドイツで1919年に設立されたバウハウスという美術学校でカンディンスキーらとともに教鞭をとった。
この美術館はクレーの作品を多くコレクションし常設展示の目玉になっている。

正直にいうならカンディンスキーに比べるとクレーはもう一つ、そのよさがわからない。
ただ、語りすぎないところに作品の詩的なものを感じるといったところでしょうか…。

意外と小品が多い。
「破壊の町」と「蛾の踊り」という作品が印象に残る。
「蛾の踊り」は緑色の額がより絵を印象的なものにするのに効いていた。
後期の彼の作品は「線」がものすごく主張している。

解説を見ると彼の作品はヒエログリフの性格を持つとあったが、後期の作品を観るとその意味がよくわかる。
ヒエログリフというのは古代エジプトの象形文字のことを言うのだが、いわれてみるとなるほどと思う。
ただ、個人的にはわかりやすい初期から中期の作品のほうが好きだ。

館内にあるホテル仙台プラザ直営のレストラン「サリックス」でカキフライ定食をいただく。
昼時ということもあり混んでいたが美味しかった。

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