根津美術館に燕子花(かきつばた)図屏風を見に行く。
根津美術館
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根津美術館へ向かう

昨日からの続きで東京にいる。
10時前にホテルをチェックアウトし南青山にある根津美術館に向かう。
川崎駅から品川で乗り換え渋谷までいき地下鉄銀座線に乗り換える。
表参道駅で降り歩いて7、8分のところに根津美術館はある。
周辺は閑静な高級住宅地だが駅から歩いて向かう途中にはプラダの異様な建物やコム・デ・ギャルソンといったお洒落な店やオープンカフェがある。

燕子花図屏風

燕子花(かきつばた)図屏風

燕子花(かきつばた)図屏風

目当ては国宝にもなっている尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図屏風(ずびようぶ)」である。
樋口一葉の五千円札の裏側に描かれているのは、この「燕子花(かきつばた)図屏風(ずびようぶ)」の左端である。
想像していたものより大きい。作品を見た第一印象は「強いなぁ」という感じだ。
花の大きさが大人の手のひらぐらいある。

五千円札の裏側
五千円札の裏側

つやのない顔料系の絵の具は濃淡が無く葉を描いた緑と花を描いた二種類の青の色彩が強烈だ。
最近、論争になっている地が金箔か金箔のように描いたものかというのは、角度を変えて下から上へ眺めたり色々とやってみたが、やはりわからない。
ただ、あの厚塗りの感じは「やっぱり、金箔なんじゃないの」と思わせる。
もうひとつのお目当ての「八橋蒔絵硯箱」は写真で見たイメージより小さく感じた。
もっとも、硯箱なので言われてみればなるほどという大きさだ。
箱の内側に描かれた波の模様が素晴らしい。

古代の青銅器

2階の展示室では中国の殷など古代の青銅器がずらりと展示されていた。
この美術館は第二次世界大戦前に、東武鉄道の社長などを務めた、根津嘉一郎という実業家のコレクションを展示するために作られた。
こうした、コレクションは、どうのようにして集められたのだろう…。
いろんな意味で、歴史を感じさせられる展示でもある。

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