東北歴史博物館にいく
東北歴史博物館にいく
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立派な外観:東北歴史博物館にいく
立派な外観

午後より、ふらっと宮城県の多賀城市にある東北歴史博物館に出かけてみる。
ずっと行ってみたいと思っていたのだが「絶対、見なければ…」というほどでもなく「まぁ、そのうち」というぐらいに思っていた。
「まぁ、そのうち」がたまたま今日だったということだ。

天童市から国道48号線を抜け仙台市内を抜け多賀城へ向かう。
高速を使わないと、ほぼ2時間弱の道のりである。
駐車場でクルマを降り入口方面へ向うと建物が見えてくる。
その立派なたたづまいに「ホーッ」と思う。

企画展として開催していた「中国★美の十字路展」を覗いてみる。
パンフレットには「中国★美の十字路展は、国際色豊かな唐文化誕生の軌跡をたどる初めての展覧会です」とある。
昔、見た始皇帝の兵馬俑よりかなりスケールは小さいが俑(よう)といわれる人や動物を模した副葬品の人形や金や銀、ガラスでできた杯やアクセサリー、文字通りのシルクロードらしい錦、仏像などの展示品が目を惹く。
そういえば司馬遼太郎の『空海の風景』を読むと、唐の都の長安では胡人(こじん)と呼ばれる目の青いイランあたりの商人が盛り場でワインの入った杯を酌み交わし、同じ西方系の踊り子たちがアラビア風の踊りを舞っているといったようなことが記されていたことを思い出す。
ん~、ロマンやなぁ。

常設展についてはイマイチといった内容か? 現代風の見せかたはしているが、こういうカッチリした見せ方をすると展示物の入れ替えもあまりできないので融通がきかない部分もずいぶんあるのだと思う。
それと、もう少し規模を大きく展示したほうがよいのでは。
もし企画展が開催されておらず常設展だけだったとしたら「わざわざ来るほどのもんでもないかな」と思っただろう。
施設の名前にわざわざ「東北」という文字を入れているなら宮城や多賀城のこともよいのだが、もっと東北全体を包括した展示をしたほうがよいのではなかろうか。

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