沢の水がきれい
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早めに目が覚めたこともあり、9時前には家を出て南面白山(みなみおもしろやま)に登るために天童高原駅を目指す。
途中、コンビニエンスストアで食料を調達。
天童高原から下り9時22分ごろに面白山駅に到着。
駐車場に車を置き、ここから面白山高原スキー場のゲレンデを登っていく。

ゲレンデの始まるところには登山口の案内看板があるのだが、わかりにくく、広いゲレンデのどこをどう登っていけばいいのかわからない。
とりあえず上に向かって歩いていく。
空は雲一つない晴天。
太陽の光が強烈に降り注ぐ中、ゲレンデを上りきり登山口の看板のあるところまで、およそ30分。
とにかくゲレンデが長い。
すでに、ここまでで体力のほとんどを消耗した感がある…。
ここからは、ひたすら登る。
途中、高校生の男子(登山部であろう)のグループと大学生(であろう)の男子グループ、大学生(であろう)の女子グループとすれ違う。
軽装の、トレイルランニングとかに出場しそうな若い男性は駆けるようにして追い抜いて行った。

高校生のグループはこちらが椅子に座って休憩している側を飛ぶように下りて行った。
あの体力が羨ましい。
後半、途中からは大きな岩がゴロゴロした岩場を、ほぼ直登するような感じで登っていく。
当初はこの岩場が、今回の行程の山場と思っていたが、帰路でそうでないことを思い知らされる。
岩場を過ぎれば頂上まではもうすぐ。

頂上到着

頂上へは11時25分ごろ到着。
老齢に近いオジサンの二人組と単独行のオジサン、そして先ほど追い抜いていったトレイルランニングの青年が先客。
単独行のオジサンは無線機とアンテナをかついできたようで、アンテナを設置してだれかと交信をしている。
頂上からは大東岳と小東岳がきれいに見える。
コンビニで買ったオニギリとパンで休息。
標高が低いせいか虫もいるし、うぐいすも鳴いている。
頂上でも暑いぐらい。
40分ほど、休息して下ることに。
当初は登ったルートを下るつもりだったがまだ時間もあるので権現様峠から面白山駅を目指すルートで行ってみることにする。
下り始めは急な斜面が続き、一気に高度を下げる。
枯れた沢を三つ四つ超えると尾根道が続き、きれいなブナ林の森に入る。
ブナ林では、これから南面白山の頂上を目指すのであろう見た目にも爽やかな青年、一人とすれ違う。
帰りに目にしたのはこの青年のみ。
この辺りのブナ林の森は懐が深そうで月山と比べても見劣りがしない感じがする。

侮りがたし権現様峠…

頂上から1時間ほどで権現様峠の案内のある場所に到着。
看板の案内に従って面白山高原駅を目指す。
10分ほども歩くと面白山大権現と書かれた真新しい石碑とブナの森の由来が書かれた立札がある。
立札には「この森を傷つける者あらば神々は怒り子々孫々七代にわたり災いが降りかかるといわれています」といった穏やかでないことが書いてある。

この石碑を過ぎたあたりから穏やかなブナ林のトレッキングルートとは一変、険しい道のりが顔を見せはじめる。
数十メートル下の谷を見下ろしながら谷の側面を上ったり下ったり、下を流れる沢を横切ったりと深い谷の両側の斜面をトラバースするルートは、今回の一番の山場となった。
足元が悪くトラロープを渡したような場所もあるが「ここにトラロープが渡してあるなら、さっきのところになんでないんだよ」といった愚痴が出ても不思議じゃない難路。
トラロープが渡してあるなら多少は安心できるが、ロープもなく3点確保といっても両手は枯葉しかつかめず、おまけに幅30センチ弱ほどの道は枯葉でふかふかしている。
谷底までは数十メートル。
谷側に生えている大きな木の根元が唯一、人心地つくことができる。
こうしたところが数か所。
1000メートル足らずの里山だって、数十メートルも滑落すれば、あの世行きだ。
「そんなつもりで来たんじゃないのに、ちょっと話が違うんじゃないの!」などと思いつつ、慎重にカニ歩きで足を進める。
途中、一箇所、斜面を直登するのだろうかと迷うような雨の流れでできた道ともつかぬ筋のようなところがある。
安易に上に登っていたら、ルートをはずして戻るのも困難だったかもしれない。
このあたりでは写真を撮る、余裕すらなかった。
気分はもう、インディー・ジョーンズといった感じである。
そんなこんなで、下を流れる沢を3ケ所で横断。
途中、沢のほとりで15分ほど休憩。
そういえば、駐車場の案内板に崩落箇所ありますの注意が書いてあったなとここにきて思い出す。
こんな感じの難路が1時間以上も続き、陽の光は夕刻に近い色に変ってくる。
沢で空いたペットボトルに念のため水を汲んだが、今日は暑かったせいもあり、準備してきた飲料水も心細くなってきた。
きれいで大きな滝が二つほどあり、景色がよかったのは収穫だが「このルートは単独じゃ、来ちゃダメだな」と反省。

しばらく行くと吊り橋があり、これを越えれば、あとは到着したも同然。
クルマを止めた駐車場には15時43分に到着。
今日の山形市の気温は31.4℃だった。
いろいろと勉強になる山行だった。

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