長井ダム内部のトンネル
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長井ダムの湖面:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

長井ダムの湖面

きっと最上川を描いた作品を数多くのこした真下慶治の足跡を知ることは、すなわち最上川そのものを知ることと同義なのでしょう。
という訳で、毎年行われている真下慶治記念美術館主催の現地研修へ参加してきました。
真下慶治記念美術館をバスで出発して最初の見学地が長井市を流れる野川上流にある長井ダム。
長井ダムは今年の3月に完成したばかりのダムで高さが125.5メートル、長さは381メートルという東北でも有数の規模のコンクリートダムです。

ダムから見下ろす:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

ダムから見下ろす

山形県内では月山を越えた鶴岡市側にある112号線側の月山ダムについで高いダムとのこと。
こんな大規模なダムが長井市内から車で20分弱ぐらいの距離にあるのはちょっとビックリです。
ダムの管理事務所に到着するとヘルメットを手渡されました。
この時点では「きっと、ダムの最下部にあるトンネルの中の測定装置や放流バルブなど、たくさんのパイプやケーブル、バルブやスイッチのあるダムの心臓部を見学できるのかな?」とワクワクした面持ちで望んだのですが・・・。
エレベーターで下へ1階分ほど降りるとコンクリートのトンネルが延々と続いています。
この通路を10分ほど歩くとエレベーターで上へ昇るとダムの堤頂へ。

ダムの内部の見学は、意外にもあっさりとしたものでした。
残念・・・。
まぁ、それでも一般の人がなかなか観ることができないところをを見学できただけでもよかったです。

白鷹町黒滝付近:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

白鷹町黒滝付近

最上川沿いのフットパスを歩く:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

最上川沿いのフットパスを歩く

つぶて石:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

つぶて石

長井市内の丸万という蕎麦屋さん(板蕎麦、美味しかったです)で昼食のあと白鷹町黒滝に移動して最上川沿いにあるフットパスへ。
ちなみにフットパスとは遊歩道のことです。
白鷹町の黒滝付近は江戸時代の舟運の盛んだった当時、最上川に高さ3メートルほどの滝があり舟運の大きな障害となっていました。

江戸、元禄時代にその岩盤を削岩して安全に舟の運行ができるように大掛かりな土木工事を行ったのが、上杉藩の御用商人、西村久左衛門です。
久左衛門は総工費1万7千両(現在で17億円)の巨費を投じ、1年3ヶ月の工期をかけて開通させました。
工事は川床の岩盤を掘削するため、川の流れを迂回させ、やぐらを組んで、円錐状にした鉄の重りを大勢で吊り上げて勢いよくおとしたり、岩盤の上で火を焚き、岩を焼いたところに水をかけて急速に冷やすことで岩を割って、水路を開きました。

フットパスのゴールには「つぶて石」という巨石があります。
石碑に書かれた伝承によると、鎌倉時代の武将、朝比奈三郎秀彦が朝日岳の頂上から左手で投げた石がここに落ち、あまりにも飛ばないので右手で投げたら白鷹山を越えて山形市の門田にある礫石(つぶていし)まで飛んだとあります。
石には朝比奈三郎の手形がついているとか?・・・。
以上のようなことを、講師の佐藤五郎氏(米沢中央高校副校長)から伺いながら、ほぼ1キロ弱ほどの散策です。
最後の見学地は白鷹町のあゆ茶屋から国道287号線を西へ500メートルほど行ったあたりで左側の小道にはいると見ることができる佐野原岩盤です。

佐野原岩盤:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

佐野原岩盤

洗濯板状の岩盤:真下慶治記念美術館主催の最上川研修 - 2011年

洗濯板状の岩盤

最上川の水量があまり多くなかったこともあり洗濯板状の岩盤がはっきりと見ることができました。
はじめて見ましたが、こういう景観が最上川にもあったのですねぇ・・・。
そんな訳で、いろいろと勉強になった一日です。

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