映画『真珠の耳飾の少女』を観る
真珠の耳飾の少女/ヨハネス・フェルメール
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主演はスカーレット・ヨハンソン。
フェルメールを演じるのは『ブリジット・ジョーンズの日記』で真面目な弁護士を演じたコリン・ファース。
監督はピーター・ウェーバー。
原作はアメリカの作家トレイシー・シュヴァリエの小説です。
以前にも観たのですが、東京都美術館で開催されている「フェルメール展」をせっかく観たのでと思い、またレンタルビデオ屋さんに出かけて借りました。

こういう静かな映画、好きですねぇ…。
もちろん、意識して撮られたと思いますが映画自体もフェルメールの描く絵と同じような静謐さと光をとらえています。
画家の生きざまを描いた映画は数多くありますが、そのなかでもこの映画は秀逸です。
物語はフェルメールのもっとも有名な作品の一つである「真珠の首飾りの少女」のモデルとフェルメール、そして彼の家族やパトロンたちとの関係を描いたものです。
物語自体はフィクションなのですが、実在する人物やフェルメールの画法など事実に基づいて描かれているシーンも多くフェルメールの作品の背景を知るにはとてもよい映画です。

ちなみに「真珠の首飾りの少女」のモデルとなっている少女はフェルメールの娘という説が現在では有力となっています。
また映画でブルーの絵の具をつくるシーンがありますが、このブルーはラピスラズリという宝石を粉末にして作っており当時は金よりも高価だったそうです。
フェルメールはこのブルーをふんだんに使いました。
ところどころに東京都美術館で開催されている「フェルメール展」で展示されていた作品なども登場するので、これから展覧会を観に行く人や観た人には、ぜひ観てほしい映画です。

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