天童市美術館で吉野石膏コレクション日本近代絵画名品展を観る
吉野石膏コレクション日本近代絵画名品展
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吉野石膏コレクションの日本画が寄託されている

天童市美術館の外観
天童市美術館
山形市のとなり町、天童市に天童市美術館というこじんまりとした地味な美術館があります。
この美術館、あまり知られてはいませんが吉野石膏コレクションの100点を超える日本画が寄託されているのです。
吉野石膏というのはあのタイガーボードという建材で有名な吉野石膏株式会社のことです。
吉野石膏コレクションといえば山形美術館に寄託されているフランス近代絵画のコレクションが評判ですが、こちらの日本画も粒ぞろいです。

日本画壇のスターがずらり

横山大観、上村松園、小倉遊亀、東山魁夷、加山又造、杉山寧、平山郁夫あたりが3・4点ぐらいづつ、他にも小林古径、伊東深水、片岡球子といった作家の絵も展示されていました。
また小磯良平、梅原龍三郎、棟方志功といった日本画以外の作家の作品もあります。
これほど多くの近代日本画のスター級の作品がこのちょっと地味な美術館(失礼!)にあるのは驚きです。
しかも入館料は大人400円です。
ピーアールが足りないせいでしょうか? 土曜日の午後にもかかわらず入館者は私の他には、私と同年輩のオッサンが一人と中年夫婦の一組。

のんびりと名画鑑賞

天童市美術館の二階よりエントランスを見下ろす
二階よりエントランスを見下ろす

という訳でのんびりと作品を鑑賞することができました。
ふた周りぐらいしたかな…。
個人的にはのんびりと観れるというのはとってもありがたい話ですが、これだけ人が入っていないと作品的にはややかわいそうな感じもします。
「こんなに観る人が少ないなら、違うところに寄託しちゃおうか」なんてことにならないことを祈るばかりです。
天童温泉から歩いてもいけるし「観光資源として、ちゃんと活用すればよいのに」と他人事ながら思ってしまいます。
1990年オープンなので建物もそれなりに疲れた感じです。
建物が古いのは如何せん仕方がありませんが、演出はもうすこし頑張ってほしいところです。
せっかく、これだけのラインナップがそろっているのですから。
この展覧会は来月、6月22日までの会期です。
会期中、もう一度見に行ってみようかなとも思っています。
なにせ入館料は400円だし。

天童市美術館へのアクセス

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