昨日、永平寺を参拝した後、電話をかけまくってなんとか予約することができた、あわら市のホテルを出たのが朝の7時。
昨夜、美味しい焼き鳥屋を教えてくれたホテルのフロントのオニイサンに東尋坊までの所要時間や駐車場のことを尋ねてみると「東尋坊ならここから30分もかからないと思います」の返事。
駐車場も「この時間なら町営の駐車場も人がいないので、ただで止められると思いますよ」との旨。
お土産屋さんの駐車場は無料で止められるが、お土産を買わないといけないとか、いろいろとあるらしい…。
という訳で東尋坊の町営駐車場に車を止めたのが7時半前。
駐車場は料金500円とあったが、ホテルのオニイサンが言った通り料金所には人影がなくただで止めることができた。
江の島の参道のように海産物のお土産屋さんや食堂が連なる通りを50メートルほども歩くと東尋坊が見えてきた。
眼下には遊覧船が崖の下に見える。
図書館で借りた「るるぶ」には「ここはグランドキャニオン?」とあったが、グランドキャニオンというには、ちょっと、おこがましいというか何というか。
かなり、おこがましい感じがする…。
正直、もっとスケールが大きいかなと思ったのですが、期待が大きすぎたのか「このぐらいのものでしょう」という、まあまあな印象。
「ここで自殺した人がたくさんいるんだろうな」などと思いながらも、朝の空気のさわやかさや波のおだやかさもあって、そうした殺伐とした雰囲気はあまり感じられなかった。
もう少し時間があれば、遊歩道など散策してみたかったです。
案内板によれば
東尋坊の地形
東尋坊付近は、今から約50万年前頃隆起し、標高80.8メートルの陣ケ岡を中心に台地性丘陵地としてできたものです。これらの台地性丘陵地は米ヶ脇類層とよばれる礫岩、凝灰岩、泥岩、砂岩からなる堆積岩層と、その間に介在する東尋坊、雄島、越前松島などにみられる硬い各種の安山岩からできています。硬い安山岩からなる海岸線は浸食されにくいのに対して、堆積岩層は軟らかく浸食が激しいため、東尋坊、雄島、越前松島が現在のように海に突出し、みごとな海蝕断崖を形成しているわけです。
東尋坊のいわれ
むかし勝山の平泉寺の僧坊に東尋坊という弾力無双の悪僧がいました。
一山の僧徒は、東尋坊を日頃から非常に憎んでいたために、ある日三国海岸見物にことよせて東尋坊を誘い出し、したたかに、酒を飲ませ、この深海に突き落として殺してしまったところ、そのうらみによって色々な怪異がおきたので、その名がうまれたものと言い伝えられています。