永平寺を参拝する
中雀門
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永平寺を参拝する
永平寺を参拝する

永平寺は禅宗の一派、曹洞宗の大本山。
山号は吉祥山。
寛元二年(1244年)に道元により開山しました。

福井県立恐竜博物館を見学してから、山裾を奥に延びる道をクルマで走ることおよそ1時間弱。
永平寺町が運営する町営の駐車場に到着したのが午後4時20分。
すでに陽は傾こうかという時間。
門前の通りはお寺から帰るであろう人の列が続いています。

駐車場から10分ほど歩くと永平寺の正門に到着。
あたりは杉の巨木が立ち並び、いやでもパワースポットの気配を感じさせます。
自動販売機で拝観料500円を支払い、早速、七堂伽藍と呼ばれる寺院の建物の見学に向かいます。
入口を入って靴を脱ぎ、雲水(お坊さん)さんに参拝券を提示すると「見学は午後5時で終了なので注意してください」と言われ「ちゃんと、観るとどのぐらいかかりますか?」と聞いてみると「30分ぐらいですね」とのこたえ。

法堂:永平寺を参拝する
法堂
仏殿の屋根:永平寺を参拝する
仏殿の屋根
ぴかぴかに磨かれた階段:永平寺を参拝する
ぴかぴかに磨かれた階段

時計を見るとすでに4時40分。
「じっくり見るなら最後に建物内を見廻る雲水がいるので、一緒に戻ってきてください」と声をかけられる。
そんな訳で、少々、急ぎ足で建物内を拝観します。
最初の大広間を急ぎ足で観て長い階段を上ると、たくさんの参拝客が残っていたので少々安心しました。
境内や建物は清潔に掃き清められ、長い階段もピカピカで日々の修業のありようが感じられます。

門前町:永平寺を参拝する
門前町

永平寺は横浜市にある總持寺とならんで曹洞宗の総本山になっています。
曹洞宗の開祖は道元という鎌倉時代のお坊さんです。
その修業は「只管打坐(しかんたざ)」といって、ただひたすら坐禅することを根本としています。
順路に従い参拝していくと若い雲水さんの姿もたくさん見かけます。

注意書きには「修行僧には直接カメラを向けないでください」とあり写真は遠慮しました。
夕方の参拝時間の終了間近という時間帯もよかったかもしれません。
さほど、混雑することもなく、ゆったりとした気持ちで山々や木々の息遣いを感じることができました。
深山幽谷といった風情と建物の厳粛な様子が少しばかり凛とした気分にさせてくれた気がしますます。
帰りの門前町は、そろそろ店じまいをしようかといった様子で山に沈む夕日を見ながら永平寺を後にしました。

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