メトロポリタン美術館展
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ゴッホ「糸杉」が目玉:東京都美術館で「メトロポリタン美術館展」を観る

ゴッホ「糸杉」が目玉

横浜から電車を乗り継ぎ東京駅のコインロッカーに荷物を預け上野駅に着いたの11時少し前。
東京都美術館を訪れるのは4年前にフェルメール展を観て以来です。
ちなみに、このときは「真珠の耳飾の少女」は展示されていません。
ニューヨークのセントラル・パークにあるメトロポリタン美術館(通称Met)はコレクションのジャンルの幅と膨大な数において世界最大級といわれる屈指の私立美術館です。

上野公園の入り口から少し歩くと上野の森美術館で開催されているツタンカーメン展の案内の人がプラカードを持って立っています。
人気のようですツタンカーメン展。
ちょっと、気にもなります。
でも観た人の話を聞くと「なんだかなぁ…」と納得いかないような様子だったので、ここは案内している係員を脇目に、上野動物園の隣にある東京都美術館に足早に向かいます。
美術館の玄関手前にある階段を降り、地下にある入り口からエントランスの左側にあるチケット売り場に目をやると、意外にもそれほど人は並んでいません。
難なくチケットを購入し一番奥の企画展示室へと向かいます。

やっぱり人気:東京都美術館で「メトロポリタン美術館展」を観る

やっぱり人気

展示のテーマは「自然とは何か/大地、海、空-4000年への美の旅」。
なんか、よく判らないですが自然と歴史がその主眼になっているみたいです。
展示されている作品は紀元前2000年代、メソポタミアの工芸品から、ギリシア、ローマ時代の装飾品や彫像、中世の宗教画、レンブラント、ゴッホ、ゴーギャン、ルソー、ターナー、ホッパーといった著名な作家の絵画、ガレ、ティファニーなどの工芸品、スティーグリッツや杉本博司の写真etc…。
とにかく、百科事典のページを手繰るような展示でバラエティに富んでいます。
改めてMetの規模の大きさと懐の深さ、柔軟さに敬服です。

展示室にはいると、さすがに見学者は沢山いますが身動きできないという程ではありません。
とはいえ、一つひとつの展示をじっくりと観るには少々難渋します。
とくに今回の展示のポスターにもなっているゴッホの「糸杉」という作品の前には沢山の人だかり。
「しかし、日本人はゴッホ好きだようねぇ…」などと思いながら、自分も列に並んで、ちゃんと正面から3分ほど拝見しました。
目玉になるような作品が数多くあるなかで、個人的にはターナーやホッパーの作品が気に入りました。

左側から階段を降りると入り口:東京都美術館で「メトロポリタン美術館展」を観る

左側から階段を降りると入り口

ターナーはイギリスを代表する画家で、風景画家の先駆けともなった人です。
彼の作品の印象は霞みのなかのようなモヤモヤとした空気感を感じる暗めのものが多いように思います。
しかし、今回の展示ではベニスの港を描いた明るい作品でターナーらしいモヤモヤした空気感もあり、誰が観てもよい絵だと思える作品だったのではないでしょうか。
エドワード・ホッパーの作品は青空の下に白い灯台が建つ風景画で、青と白のコントラストが印象的なアメリカらしいものでした。

全体に古今東西、古代から現代まで、様々なものが展示はされていましたがアメリカの風景画や作家なども数多くあったためか、なんとなくアメリカらしさが感じられる展示だったような気がします。
展示してある作品も多く見ていて飽きることのない、よい展覧会でした。

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