岩井哲氏による「戊辰戦争と上山藩」という講演を聴く
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岩井哲氏による「戊辰戦争と上山藩」という講演を聴く

戊辰戦争と上山藩

午後から上山市立図書館へ行って岩井哲氏の講演を拝聴する。
岩井氏は書肆犀(しょしさい)という上山市にある編集・出版工房を主宰している方で、幕末の奥羽列藩同盟に関する著書などもある。
演題は「戊辰戦争と上山藩」。

内容はこれまで史実とされていた薩長を中心とする明治政府の見解とは異なる真実が明らかになってきているということ。
孝明天皇が暗殺されたという件や会津の松平容保が孝明天皇から、とても信頼されていたということなどが語られた。
司馬遼太郎が「松平容保は孝明天皇から下賜された宸翰(しんかん=天皇がみずから筆をとって書いた文書のこと)を肌身離さず身につけ、容保が亡くなってからは会津松平家が東京銀行の金庫に預けた」といったようなことを書いていたことを思い出した。

正直、これまで上山藩のことは、まったくと言うほど知らなかった。
上山藩が徳川家の庶流だっとことや、薩摩の江戸藩邸焼き討ちに上山藩や庄内藩が関わっていたことなどは今回、初めて知った。

平成上山藩小銃大砲隊:岩井哲氏による「戊辰戦争と上山藩」という講演を聴く

平成上山藩小銃大砲隊

また、講演の途中「平成上山藩小銃大砲隊」の二人の若者(木村慎也氏・鈴木北斗氏)が戊辰戦争時の兵隊の衣装・装備で登場し、当時の武器や戦術についての説明もあった。
博識な二人のオタクぶりにもビックリ!
ちなみに庄内藩は当時の最新の武器を装備していたらしい。
佐藤賢一の「新徴組」という小説も読んでみよう…。
庄内藩や酒田市の松山あたりの郷土史家を招いてのディスカッションなども面白いかもしれない。

講演のまとめの中で岩井氏が言うように、吉田松陰の流れ(イデオロギー)が現政権(安倍晋三は長州だし…)にも影響を与えていると言うのは一考に値する。

席が最後列のそのまた後ろだったということもあるが、マックのプレゼンソフトの文字が小さくて見えなかったので、その部分はトピックのポイントやキーワードのみを大きな文字で表示するといった改善をお願いしたい。
氏の朴訥とした口調に癒された時間だった。

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