この岩棚でレインウェアに着替えて撤退
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ここに登るのか…:蔵王の瀧山(りゅうざん)に登ろうとするが…。

ここに登るのか…

今日の登山予定は瀧山(たきやまでなく、りゅうざんと読む)。
蔵王連峰の山では最も山形市に近い山で市内からはその雄大な姿を望むことができる。
とはいえ標高は1,362メートル。
瀧山や熊野岳、地蔵岳、雁戸山など山形県と宮城県の間にある奥羽山脈のほぼ、中央部の山々を総称して蔵王(連峰)という。
ちなみに蔵王連峰に蔵王という山はない。

天気予報では3時ぐらいから雨なので、昼ぐらいに山頂に立ち午後から下るような予定。
家を8時20分ぐらいに出て、天童から高瀬、宝沢の道路を車で飛ばし瀧山の登り口のある西蔵王の三百坊を目指す。
途中のコンビニでオニギリやパンなど昼食を調達。

三百坊の駐車場に着いたのは9時ぐらい。
駐車場には4台ほど車が並び山ガールらしき3人組が出発したばかり。
登る準備をしていると日産のエクストレイルに乗った青年がやってくる。
挨拶もそこそこに準備を終えると早速、出発。
今日は前滝コースを登るつもり。

牧場のすぐ側を十数頭の牛がのんびりと草を食んでいる光景を横目に緩やかな勾配を登っていく。
放牧場のあたりは大昔に瀧山の西側の山体が大崩落した土砂が堆積したところと言われている。
今月はまともに体を動かしていなかったせいか、先月より体が重い。
途中の乳母神様にお参りをしているところで先ほど、駐車場で一緒になった青年に追い抜かれる。
「何回も来ているんですか?」と聞いたところ「3回目です」との返事。
逆に「どのコースですか?」と聞かれたが、こちらは、頭の中にちゃんとした地図が入っておらず、とっさに「ええ、一緒のコースです」と経験者のごとき返事をしたら「前滝コースですか? 頑張りましょう!」と同志のような返事をされる。

瀧山川源流の石碑を側に見ながら、滝(前滝?)の下の倒木にピンクのリボンが巻いてあったので迷わず、トラロープを伝い大きな岩のごろごろしている沢に下りる。
今にして思うとここの分岐で沢に下りてしまったのが、失敗だった。
滝の下まで行き、ここから登っていくのかと思ったが取り付きがわからず立ち往生。
滝の左岸の遠いところにピンクのリボンが見える。
さて、と考え込み周りを見渡す。
対岸にはやはり、トラロープが取り付けてある。
そこで、一度、対岸に渡りそこから、滝の上に登り、また沢を横断するのだろうと考え、対岸に渡る。
少し行くと胎内くぐりという小さな洞穴があり、上の枝にはピンクのリボンが巻いてある。
ここから登るに違いないと思い上に登ってみるが、やはり取り付きのようなものは見えない。
GPSで確認すると明らかに、この辺りから登る感じではない。
と思いながらも、先に続く道がどんな感じなのか興味があったので、ここを下ってみることにする。

すると大きな岩の上に瀧山大権現の石碑が建っている。
巨石がゴロゴロしたりで妙に興味を覚え先に進むことにした。
またしばらく下ると牧場の東側にでてしまい、しばらくいくと穴小屋という石室がある。
どうやら乳母神コースの入口にでてしまったようだ。
乳母神コースから登ってみようと思ってみたが、午後から雨の予報なので今日は山頂を目指すのを諦めることにする。
前滝コースの取り付きだけでも調べておこうと元来た道を戻り、滝の前で昼食休憩にする。
時間は12時半ごろ。
GPSを見ると地図のルートと歩いた道がずいぶん違っているようだ。

とりあえず、リボンが滝の左岸にあるので、こちらだろうと見当をつけると、コースはすぐに見つかった。瀧山川源流の石碑を側から上流に道が続いている。
上に出ると滝の枯れた沢の上にトラロープが見える。
飲料水の残りは1リットル弱ぐらい。
ちょっとだけ登ってみようと思い取り付きから登っていく。
木の根やトラロープを使って、よじ登っていく。
歩くという感じは、まったくない。
四肢を交互に使って、まさによじ登るという感じ。
最初はちょっとだけと思いながらも結構、登ってしまった。
ここまで来たなら、頂上まで登ってしまおうと思う。
頭の中では雨、降らないでくれよと祈りながら三点確保しつつ手足を交互に動かす。

西蔵王の電波塔:蔵王の瀧山(りゅうざん)に登ろうとするが…。

西蔵王の電波塔

30分ほども登ると、降ってきました。
雨。
こんな場所での雨は最悪だ。
途中の一帖もないような岩棚の上で、急いでレインウェアに着替える。
腰を下ろしてレインウェアのパンツをはこうと右足を上げた瞬間、「イタタタタ…」。
足に激痛。
足が攣った。
こんな場所で、こんな天気で足がつるというのは、まさに、踏んだり蹴ったり! 泣きっ面に蜂! 弱り目に祟り目!
そぼ降る雨の中、カメラをザックに仕舞い、ザックカバーをかけながら思う、さて、どうしたものか?
「こういうときは、あせっちゃまずいんだよなぁ」と雨に打たれながら眼下に広がる山形市の風景を眺めながら考える。
とりあえずは水を口にし10分ほど、休憩することに決め込む。
斜め上を見上げると瀧山山頂の東側にある頂が、すぐ近くに見える。
登るべきか下るべきか。
このコースは危険なため下ることは禁止されているコースだが、結局、下ることに決める。

山形市内一望:蔵王の瀧山(りゅうざん)に登ろうとするが…。

山形市内一望

結果的に、この判断は正解だった。
雨に打たれながら、トラロープや木の根につかまりながら下っていく。
頭の中では慎重に慎重にと「慎重」という言葉が無限ループしている。
最後のトラロープを伝って下りて、やっと一安心。
やはり、まだまだ経験も体力も足りないなと反省しつつ、敗残者のような気分で雨の降る中、足取り重く駐車場まで歩いていく。

この岩棚でレインウェアに着替えて撤退:蔵王の瀧山(りゅうざん)に登ろうとするが…。

この岩棚でレインウェアに着替えて撤退

駐車場から山頂を見上げると濃く白い雲に覆われている。
今回も勉強になる山行でした。
ちなみに、翌日は両腕両足が強烈な筋肉痛に襲われ、これが数日続くことになる…。

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