式年遷宮の年に伊勢神宮を参拝
旧御正宮
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日本最強のパワースポットと言っていいだろう伊勢神宮を参拝した。
いわゆるお伊勢参りである。
しかも今年は式年遷宮

伊勢神宮の正式名称はただの神宮。
日本の神社の総元締めといってもよい、もっとも格式の高い神社だ。
天照大神を祀る内宮(ないくう)と豊受大御神(とようけおおみかみ)を祀る外宮(げくう)の二つの正宮を中心に別宮や社が百以上あり、それらを含めて神宮という。
今年は式年遷宮という二十年に一度、外宮と内宮、各々の正宮をはじめ御垣内(みかきうち)といわれる玉垣の中の社殿をすべて隣の敷地に建て替えて、神様に引っ越してもらうという特別な年にあたる。
今回は62回目の式年遷宮で遷宮にかかる費用は総額五百五十億円だという。
参拝は伊勢神社の下宮を参拝してから内宮を参拝するというのが古来からの正式な慣わしだそうだ。

利用したタクシーの運転手さんによると今年は二十年に一度の式年遷宮の年で平日が例年の土日ぐらいの混雑で、土日になるとそれ以上の混雑になるという。
土日は伊勢西インターチェンジと伊勢インターチェンジは混雑対策としてクルマが入れないように規制しているらしい。
伊勢西インターチェンジを降り、下宮に向かう一般道は平日だというのに渋滞。
駐車場に入れるには時間がかかるので外宮前の路上でタクシーを降りる。
時間は11時40分。

外宮を参拝する - 伊勢神宮

外宮の参道入り口:伊勢神宮を参拝する
外宮の参道入り口
外宮の案内:伊勢神宮を参拝する
外宮の案内
ここから表参道:伊勢神宮を参拝する
ここから表参道

神社の縁起を書いた看板には豊受大神宮(外宮)、御祭神は豊受大御神(とようけおおみかみ)とある。
豊受大御神は天照大御神の食事を司る神様であることから衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられてるとある。
人並みの途切れない参道を10分ほど歩いていくと正宮が見えてくる。
手前には、20年前の遷宮で建てられた古い社が古色蒼然とたたずんでいる。大きなかやぶきの屋根は苔が生し、柱や板の壁はねずみ色にくすんでいる。
その奥には今回の遷宮で建てられた真新しい檜の蕃塀(ばんぺい)と言われる板塀で囲われた社は屋根ぐらいしか見えず少々、残念な気持ちもあるがこういうものなのだろう。

20年前に建てられた古い社:伊勢神宮を参拝する
20年前に建てられた古い社
近いうちに解体される:伊勢神宮を参拝する
近いうちに解体される
今年、建てられた正宮:伊勢神宮を参拝する
今年、建てられた正宮
外宮の手水舎:伊勢神宮を参拝する
外宮の手水舎
外宮火除橋(ひよけばし):伊勢神宮を参拝する
外宮火除橋(ひよけばし)
下宮の参道前の通り:伊勢神宮を参拝する
下宮の参道前の通り

てこね寿司を食べる

てこね寿司:伊勢神宮を参拝する
てこね寿司

外宮に参拝した後はタクシーの運転手さんからの勧めで内宮を参拝する前に昼食。
車で10分ぐらいの内宮近く、五十鈴川にかかる橋のそばにある「てこね茶屋本店」という店で昼食。
観光客を相手にするお店らしく観光バスの団体も引き受けるところのせいか待つこと40分。
やっと席に通され伊勢うどんとてこねずしを注文。
伊勢うどんはまずいという評判を聞き、よほどひどいものを想像していたせいか、意外と美味しく食べることができた。
てこねずしは寿し飯にカツオの漬けを乗せたもので想像した通りの味。
正直、まぁ、可もなく不可もなくといったところ。
でも、盛り付けとかはもう少し気を使ったほうがよいような気がする。

内宮を参拝する - 伊勢神宮

内宮入口:伊勢神宮を参拝する
内宮入口
宇治橋から見下ろす五十鈴川:伊勢神宮を参拝する
宇治橋から見下ろす五十鈴川
内宮火除橋(ひよけばし):伊勢神宮を参拝する
内宮火除橋(ひよけばし)

食事が終わるとすぐに内宮までタクシーで向かう。
車で10分ほどで内宮前の観光バス向けの駐車場に到着。
平日にもかかわらず人が多く、まるで初詣のような様相。
駐車場から大きな鳥居をくぐるとすぐに五十鈴川に架かる宇治橋という長さ100メートルほどの橋を渡る。
この橋は俗界と聖界の境にある橋とされている。
渡ってるときは人が多くて100メートルもあるとは思わなかった。
参道をしばらく歩くと途中、五十鈴川御手洗場という、五十鈴川の川べりに川の水で身を清める場所がある。
パンフレットには天気のいい日にはここで口と手を清めましょうとある。
清流を覗いてみると小さな魚がたくさんいる。
人の流れに沿って鳥居をいくつかくぐり大木の繁る神宮の森の奥まで行くと正宮がある。
眼に入る景色の清浄で神聖な佇まいのせいか、厳粛なオーラをいやでも感じてしまう。
ここも、遷宮をしたばかりで真新しい檜で造られた新正宮の隣には前回の遷宮で建てられた旧正宮があるだ、外宮と違って入り口も蕃塀(ばんぺい)と言われる板塀で囲われ中を覗き見ることすらできない。
すでに解体が始まっているのだろうか?

参道は人が途切れない:伊勢神宮を参拝する
参道は人が途切れない
内宮 一の鳥居:伊勢神宮を参拝する
内宮 一の鳥居
五十鈴川:伊勢神宮を参拝する
五十鈴川
ここで身を清める:伊勢神宮を参拝する
ここで身を清める
新しい御正宮:伊勢神宮を参拝する
新しい御正宮
旧御正宮:伊勢神宮を参拝する
旧御正宮

本殿の様式は神明造(しんめいづくり)といって、切妻造ので平入(ひらいり)という棟の幅の長い方が正面になり高床式という特徴をもっている。
特に、ここの場合は他の神社などと区別して唯一(ゆいいつ)神明造というそうだ。

参拝を終え、おかげ横丁に寄ってみる。
おかげ横丁は時間がなく全部見ることはできなかったが、休日の竹下通りのように混んでいる。
これならどんな商売をやってもつぶれることはなさそうだ。

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