天童市立美術館
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午後から自転車で天童市立美術館と山形美術館をハシゴする。
両美術館とも、今やっている企画展は吉野石膏から寄託された作品のコレクション展。
天童市美術館は日本画が中心で、山形美術館は西洋画が中心。
どちらも初めて観る作品もあり、見応えがあった。

天童市立美術館

天童市立美術館「日本近代絵画名品展」:天童市立美術館と山形美術館をハシゴする

天童市立美術館「日本近代絵画名品展」

自宅から自転車に乗っておよそ40分。
天童市立美術館に到着したのは13時半ちょっと過ぎ。
入館料は400円(安っ!)。
数年前に、ここの吉野石膏コレクション展を観たときは田舎の小さな(と言っては失礼だが)美術館で近代日本画のスーパースターたちの作品が数多く展示されていたのには驚いた。
今回も、横山大観や上村松園・松篁、小倉遊亀、加山又造、片岡球子、前田青邨から最近の絹谷幸二、千住博、田淵俊夫といった作家の絵が展示してある。
そのほとんどは日本画なのだが中に佐伯祐三と梅原龍三郎の油彩が二点ほど飾ってあった。
梅原龍三郎はともかく、佐伯祐三の作品を観ることができたのは収穫。
佐伯祐三らしい暗い色調で、郊外のレストランを描いたカッコイイ作品。
描かれた年からすると最初の渡仏の時に描かれた作品のようだ。
ちなみに、この後、行く山形美術館には藤田嗣治と荻須高徳が展示してあったが、佐伯祐三はなんで天童市立美術館だったのだろう? 

1時間ほど展示を見て山形美術館に向かうことにする。
ちなみに日曜の午後だというのに会場にいたのは自分、一人だけ(帰る間際に4名になってはいたが)。
贅沢といえば贅沢だし、一人でゆっくりと楽しむことができるのはうれしいのだけれど、こんなにすごい作品が展示されているにもかかわらず、一人しかいないというのはどういうこと! 
ピーアールや営業努力が足りないのでないだろうか。
そんなことを思いながら天童美術館を後にし、山形美術館へ向かうことにする。
炎天下の中、天童市立美術館から自転車をこぐことおよそ50分。
そのほとんどが、微妙な下り坂だったのが救い。

山形美術館

山形美術館:天童市立美術館と山形美術館をハシゴする

山形美術館

山形美術館に到着したのは15時半ちょっと前。
入館料は600円と、こちらもお得な料金設定。
いつもは常設の吉野石膏コレクションの展示は2階、奥のスペースで行われているが、今回は2階のフロアすべてが使われている。
大作と言われるような大きな作品はないがミレー、ピサロ、シスレー、モネ、ルノワール、ゴッホ、ルオー、ユトリロ、ローランサン、シャガール、ミロといった19世紀のフランス絵画のスターたちの作品が数多く展示されている。
当然、常設で展示されている見慣れた作品が多かったが、はじめてみる作品もあった。
なかでも、藤田嗣治のデッサンと荻須高徳の油彩が新たに加わっている。
藤田嗣治のデッサンは女性の横顔を描いた小さな作品が6点。
繊細な輪郭線やまぶたや小鼻の陰影のつけ方に藤田らしさを感じる。
荻須高徳の油彩はパリの街を描いた油彩らしい厚塗りの作品。
観客もまばらで、こちらもゆったりと見ることができた。

山形美術館「吉野石膏コレクションのすべて」:天童市立美術館と山形美術館をハシゴする

山形美術館「吉野石膏コレクションのすべて」

天童市立美術館と山形美術館に吉野石膏が寄託している日本画、洋画の質と数を考えると、少なくても東北の美術館でこれだけのレベルのコレクションを置いてあるところはないのでなかろうか。
改めて吉野石膏恐るべしである。
できることなら常設でこれだけの数の作品を、いつも、見れるようにしてほしいものだ。

帰りに、ここでやった信濃デッサン館の展覧会以来(たぶん)、置いてある小布施の竹風堂の栗羊羹(水羊羹だけど)を買って帰る。
夕方近くになっても、まだまだ強力な太陽の光に照らされながら40分ほど自転車をこぎ自宅に到着。
疲れた…。

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