奈良、春日大社を参詣した。
住所は奈良市春日野町。
768年(神護景雲2年)に称徳天皇の勅命により左大臣、藤原永手によって創建された。
東大寺の参道入り口から自転車で万葉植物園の脇を抜けると、5分もしないうちに春日大社の入り口らしきところに到着。
時間は17時を回ろうとしているのに参拝に向かう人波が途絶えない。
天気は小雨がパラパラと降ったり止んだりしている。
どこからどう行けばわからないので、とりあえず人の流れに逆らわず舗装されていない坂道を登っていく。
5分ほども歩くと本殿へ入る南門が見えてくる。
南門を抜け本殿のある回廊の中へ入ると巫女さんたちが、社務所を閉めて帰ろうとするところだった。
御本殿といわれる神様を奉った社を参拝することもできないので周辺を少しばかりウロウロする。
棚に咲いた藤の花が綺麗。
花の房が伸び地面につきそうなため「砂ずりの藤」といわれているが、まだ地面にはつきそうもない。
雨がひどくなってきたので退却することにする。
随分、慌しいことになってしまったが、次に来る機会があったら、ちゃんと参拝しよう。
自転車で坂道を疾風のように下り、近鉄奈良駅まで来たところで雨は土砂降りに・・・。
予定よりだいぶ早いが、レンタサクル屋さんに自転車を返却することにする。
とりあえず奈良でのスケジュールを切りあげホテルに向かうことにした。
その晩、居酒屋で突出しの筍の煮物をつまんでいると、去年のゴールデンウィークは金沢の居酒屋で筍の煮物を肴に飲んでいたことが思い出された。