ブリヂストン美術館で「なぜ、これが傑作なの?」を観る
ブリヂストン美術館で「なぜ、これが傑作なの?」を観る
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ブリヂストン美術館の玄関:ブリヂストン美術館で「なぜ、これが傑作なの?」を観る
ブリヂストン美術館の玄関

ブリヂストン美術館で開催されているコレクション展「なぜ、これが傑作なの?」をみてきました。
いわずと知れたタイヤメーカーのあのブリヂストンが運営する美術館です。
創業者の石橋正二郎の収集した美術品を展示するため1952年に開館しました。
ちなみにブリヂストンのキモは名前の中の「ヂ」が「シ」に点々でなく「チ」に点々だということですね。
たいしたキモではありませんが…。

ついでながら、この会社の創業者は石橋正二郎という人で苗字の石橋の石からストーン、橋のブリッジからブリヂストンと名づけたというのはあまりに有名です。
もっと、余談を語るならこの会社の創業者の娘は、あの鳩山由紀夫と鳩山邦夫兄弟のお母さんで、この会社の大株主です。
前置きが長くなりました…。

場所は東京駅の八重洲口から歩いて5分というロケーションでブリヂストン本社ビルの中にあります。
玄関を入ってすぐの受付でチケットを購入すると、すぐにエレベーターで展示フロアのある2階に案内されます。
こうした例はビルの中にある美術館ではよくあるパターンですね。
エレベーターで2階で降りると、目の前のエントランスの左右に十数体の彫像が展示してあります。
全体にコレクションはバラエティに富んでいて観ていて飽きません。
西洋のものから東洋のもの。
具象画から抽象画。
彫刻から絵画。
古いものから新しいもの…。
内容も質の高い作品が多いと思います。
見応えのある美術館です。
これほどの作品をコレクションした石橋正二郎とは…。
美術愛好家には違いないのだろうけど、ある意味、この一貫性のないコレクションはどういう観点に立ったものだったのでしょうか? 
興味津々です。

ところで、ある展示室に入るとピカソの作品の前でゆったりと絵を眺めている背が高くて線の細いベレー帽を被った青年の後姿。
「美術館にベレー帽で来るというのはたいした神経だな」と思って観察していたら、なんと金髪で巻き毛。
ビスコンティの映画『ベニスに死す』に登場したビョルン・アンドレセンような美少年。
「なんか、ちょっと、日本人じゃ、かなわないなぁ」という感じでした…。

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