三菱一号館美術館で「ヴィジェ・ルブラン展」を観ました
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中庭は散策できる:三菱一号館美術館で「ヴィジェ・ルブラン展」を観ました

中庭は散策できる

東京駅の近くに昨年の春にできた三菱一号館美術館へ行ってきました。
三菱一号館美術館は三菱地所という都市開発会社が運営する美術館です。
建物は三菱一号館という明治時代に建設された丸の内で最初のオフィスビルを忠実に再現したもの(オリジナルの建物は1968年に解体された)で、設計は明治政府がイギリスから招聘したジョサイア・コンドルという英国人です。

ジョサイア・コンドルは鹿鳴館や神田のニコライ堂などを設計しましたが、東京大学工学部の基となる工部大学校で教鞭をとり東京駅や日本銀行の設計をした辰野金吾といった日本の洋風建築設計の礎を築いた人物たちを育成しました。
開催されていたのは「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展 -華麗なる宮廷を描いた女性画家たち-」という展覧会です。

チケットを買って中に入ると企業系の美術館らしくエレベーターで3階に誘導され、見学しながら1階へ降りていくという順路です。
昔、オフィスビルとして使われた設計のせいか一般の美術館より部屋割りが細かく、透明の自動ドアがたくさんあったのが印象的です。

中庭:三菱一号館美術館で「ヴィジェ・ルブラン展」を観ました

中庭

ヴィジェ・ルブランという名前は知りませんでしたが18世紀において、もっとも有名な女性画家だったということのようです。
なかでもマリー=アントワネットの肖像画は、王妃本人にも喜ばれ王妃や子供達、王族や家族の肖像画を数多く描きました。
彼女が描いた絵が、どのような位置づけにあるのか知りませんが作品は文字通りベルバラの世界といった華やいだ空気感があります。
いや、ホントに・・・。
その多くが貴族や金持ちの肖像画で一様に瞳に輝く光の反射を白の絵の具で描いていて、みんな同じ明るいきらきらした感じの瞳をしていて少女マンガの古典をみるようです。
ロココ調時代の作家らしくキャンバスも丸や楕円のものが数多くありました。
絵の見せ方も壁に暖炉を模したオブジェをしつらえ、その上に絵を飾るといった凝りようです。
ヴィジェ・ルブランの自画像をみるかぎり「美人だなぁ」と思いましたが多分に脚色されている雰囲気もあるので二割引きといったところでしょうか?
個人的にはマリー・レクジンスカといったフランス王妃が描いたシノワズリの風景画がほのぼのした感じでよかったですね。

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