真下慶治記念美術館「福田直樹 チェンバロ演奏会」にいきました
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村山市にある真下慶治記念美術館で催された「福田直樹 チェンバロ演奏会-真下慶治の描く冬の最上川とチェンバロの音色-」に行ってきました。
チェンバロの生の演奏というものを聴いたのは生まれて初めてです。
コンサートは午前のチェンバロ演奏と午後のピアノ演奏の部の間に2時間の休憩時間(食事タイム)を挟むというユニークな構成です。
会場に着いたのは11時を3分ほどまわったくらい。
会場に向かう前にいろいろとごたごたがあって自宅を出たのが10時半。
10分ぐらい遅れるかなと思いましたが、信号のタイミングがよかったりで奇跡的にほぼ30分ちょっとで到着しました。
午前の部のチェンバロ演奏の会場は真下画伯の絵画を展示した常設の展示室です。
観客はおよそ5、60名前後といったところでしょうか?

チェンバロの中を覗き込む:真下慶治記念美術館「福田直樹 チェンバロ演奏会」にいきました

チェンバロの中を覗き込む

福田直樹さんは緑色のジャケットで登場。
1曲目はバッハの前奏曲でスタート。
初めてチェンバロの生の音を聴きました。
チェンバロは音が小さいという先入観があったのですが、想像していたより音は大きく小ホールぐらいなら生音でも問題なさそうです。
ピアノと比べると音の強弱がつけられなかったり、ミュートが出来なかったりするせいか表情の単調さはいかんともしがたい感じです。
中低音の平坦な感じや高音のきらきらした感じはシンセサイザーのような電子音やオルガンの音に近い雰囲気もあります。
そうした意味ではバロック音楽や宗教音楽のような無機的なものとは相性がよいのかもしれません。
ちなみにシンセサイザーという楽器を世に広めたのは「スイッチト・オン・バッハ」というバッハの作品をモーグというシンセサイザーで収録したレコードでした。
前半はバッハやビバルディ、モーツァルトといった古典的な音楽が中心でしたが、1曲だけ滋賀県の民謡で淡海節といった日本の曲も披露してくれました。
そのときの演奏は弦の上に紐を置いてミュートを効かせるというもので、ちょっと琴のようにも聞こえました。
それにしても絵を展示してある部屋で演奏を聴くことができるというのはなかなか贅沢な感じです。

演奏が終わった後にチェンバロをまじまじと拝見させていただきましたが、つくりが華奢でメンテナンスや調律が大変そうです。
2時間ほどの休憩の後、会場を学習室にかえてのピアノの演奏会。
この部屋は南側の壁が一面ガラス張りになっていて、雪に覆われた山々や田園のなかをゆったりと流れる最上川を眺めながらのコンサートです。
最初の曲はベートーベンの「月光」。
プログラムはメンデルスゾーンの「ゴンドラの歌」、「春の歌」、ショパンの「華麗なる円舞曲」「舟歌」といった風景や季節に調和するような作品が多く演奏されました。
アンコールはショパンの「ポロネーズ」。
ピアノは全体に勢いを感じる躍動感のある演奏だったように思います。
クラシックのコンサートは普段、なかなか聴く機会がありませんが「たまには、こういうのもいいかなぁ」と思える時間を過ごせました。

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