山形市の老舗酒場の灯が消える
山形市の酒蔵(酒仙道場)という居酒屋
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酒は出羽桜:山形市の老舗酒場の灯が消える
酒は出羽桜
某ホテルの敷地に囲まれている:山形市の老舗酒場の灯が消える
某ホテルの敷地に囲まれている
閉店のごあいさつ:山形市の老舗酒場の灯が消える
閉店のごあいさつ

また一軒、老舗の酒場がなくなってしまいました。
山形市の本町にある酒蔵という店です。
知り合いから店を閉めたと聞き、おもわず店の前まで行ってみました。

仲間内では酒仙道場とか、酒仙とか言っていました。
二十七・八歳のころは、友人数人と毎日のように通っていた店です。
ここ数年はあまり行くこともなく、最後に訪れたのは昨年の夏あたりだったでしょうか。
店は親父さんを囲むL字型のカウンターと一方の壁に沿ってカウンターがあるだけという4坪ぐらいの小さなお店です。
メニューはトンカツとレバ焼きのみ。
あとはビールと日本酒だけです。
店に入るとまずお通しがでます。
このお通しがいつもおなじもので唐辛子で味付けられたキムチのような漬物でした。
つまみは薄いトンカツとレバ焼きしかないので長居はできません。
二品を頼んで、それがなくなったら次のお店へ流れるというパターンです。
一人で千円も出せば、結構、イー気分になれるぐらい飲めました。

親父さんも筋を通す威勢のいい人で、いろんな伝説があったとも聞きます。
昨年、最後に行った時は数年ぶりだったのですが「親父さんもずいぶん年をとったなぁ」と感じました。
こうした店がなるというのは寂しいですねぇ…。
自分にとっても時代が一つ終わったかなという想いです。

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